早期肺癌と告知されたら手に取ってみて下さい

トピック 早期肺癌 手術 体幹部定位放射線治療
対象 早期肺癌と診断され、これから治療を受ける方
選択肢 手術
体幹部定位放射線治療
無治療経過観察
形式 電子書籍
入手先 https://www.amazon.co.jp/dp/B0796Q4QR7/ref=cm_sw_r_cp_ep_dp_l4QzAbP31XSSY
開発者 武田篤也(大船中央病院 放射線治療センター、放射線治療医)
意思決定ガイドに関連する研究 Takeda A, Sanuki N, Tsurugai Y, Taguri M, Horita N, Hara Y, Eriguchi T, Akiba T, Sugawara A, Kunieda E, Kaneko T. Questionnaire survey comparing surgery and stereotactic body radiotherapy for lung cancer: lessons from patients with experience of both modalities.
J Thorac Dis. 2019 Jun;11(6):2479-2489. doi: 10.21037/jtd.2019.05.76.
-概要-
 肺癌に対して手術と体幹部定位放射線治療の両方の治療を受けた経験のある患者を対象に、満足度、治療選択のアンケート調査を行いました。
 治療中の体調、身体的苦痛、ストレス、簡便さ、1年後の体力低下、副作用、ストレス、生活の制限、総合満足度を5段階評価で、どちらの治療に好意的かを答えてもらいました。その結果いずれの質問に対しても、体幹部定位放射線治療に好意的な答えでした。また、70歳で肺癌にかかったらどちらの治療を選択するかという質問を、治療成績が同等、5%体幹部定位放射線治療が不良、10%不良、20%不良な場合と仮定してそれぞれ質問したところ、同等から10%までは大多数が体幹部定位放射線治療を選択し、20%不良の際に手術と体幹部定位放射線治療を選ぶ患者が同数でした。80歳の場合では、さらに体幹部定位放射線治療を選択する方が増加し、20%でも体幹部定位放射線治療を選択する方が多い結果となりました。
国際基準による評価(開発者による評価)基準を満たしている数/この意思決定ガイドに該当する基準の数 ①資格基準:6/6
②認定基準:6/6
③質基準:14/23
利益相反 この意思決定ガイドの開発に関連して、開示すべきCOIはありません。
意思決定ガイドを更新した年 2018年