4.コミュニケーションと意思決定

健康情報とコミュニケーション

4.コミュニケーションと意思決定

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1. 健康情報のコミュニケーションの難しさ

コミュニケーションと健康

 

 あらゆる情報のやりとりは、さまざまなコミュニケーションの方法をとおして行われます。健康情報についての身近な例として、「家族や知人が病気になる」「健康食品に関心を持つ」「病院に通院する」などの場合を想像してみて下さい。このような時、私たちはそれらの情報を得るために、市民、患者、医療者などの立場から、友人や医療者にたずねたり、ネットで情報を探すなどのコミュニケーションを行うはずです。

 そこで、コミュニケーションがうまくとれれば、適切な情報の受け取りや行動につながる可能性が認められています。しかし、健康・医療情報はふだん聞き慣れない専門用語を含むなど特有の難しさがあります。さらに、それらをやりとりするコミュニケーション場面の影響を受けて、特徴ある問題が生じうることが知られています。以下にご紹介します。

1)健康・医療情報の特徴

 まず、健康・医療情報自体が持つ特徴について考えてみましょう。健康・医療情報は、マスメディアやインターネットの発達により、誰でも容易に入手できるようになりました。しかし、様々な媒体や方法によって提供される医療情報は、医療の専門用語や統計用語(割合による表現など)を含み正確に理解することが難しいため、一方的な情報提供になる恐れがあります。

 健康・医療情報は、①文章が長く複雑である、②用語が難しい、③受動態・能動態の使い分けが必要になる、④リスクやリスクファクターの基礎知識や数学の基礎知識が必要になる、などの特徴があります。さらに、話し言葉と書き言葉では、文章の構造や機能が違うため、それぞれの特徴を踏まえて、使い分けて使用する必要があります。また、印刷された文章では、文と文のつながりや関連性が複雑になることにより、さらに解釈が難しくなる場合があることが知られています。

 

2)コミュニケーションとは?

 そこで、わかりやすさに配慮したコミュニケーションを検討することが重要になってきますが、そもそもコミュニケーションとは何か考えてみます[1,2]。
 すでに、「1.健康のためには情報に基づく意思決定を」のところで、「情報」は「データ」+「価値」であるという話をしました。データと価値を他者に伝達する、すなわちコミュニケーションをとるにはどのようにすればよいでしょうか。データは、直接口頭で伝えたり、インターネットなど様々なメディアを通したりして伝えることができます。そのとき問題になるのは、それに対する価値づけ、意味づけです。人はそれぞれ、過去の経験や歴史といったその人が育った社会や文化に強く影響を受けて生きています。データをどう価値づけるかは、過去の経験に基づいて行われるため、それらが異なれば価値づけも異なるはずです。
 したがって、コミュニケーションは、情報の送り手と受け手で、それまでの経験に共通点がなければ成立しません。コミュニケーションという英語の本来の意味は、お互いの「共通項」をつくること、情報を伝えたり交換したりして「共有」することです。それができるためには、コミュニケーションのための「前提」が必要だということです。
 コミュケーションの前提として、共通言語、社会的ルール、知識、コミュニケーションの目的などがあげられます。

コミュニケーションとは?

(1)共通言語

  そもそもコミュニケーションは、共通の言語がなければ難しいですし、身振り手振りでも、同じ意味をあらわすとは限りません。例えば、首を横に傾げるしぐさは、日本では、否定や疑問の意味に使われますが、インドでは「Yes」という意味になります。
同じ日本語であっても、地域や年代によって異なり、また、職業や職場によってもそうです。医療関係者を長く続けている人にとって、当たり前になっている専門用語も、そうでない人には全くわからないものも多くあります。このような専門家以外の人には通じない言葉は、「ジャーゴンjargon」と呼ばれます。問題は、習慣化してしまうと、そうだと気が付かなくなることです。

(2)社会的なルール

  また、前提には、人間関係における役割や立場などに応じた社会的なルールや規範などがあります。教員と学生、上司と部下、親と子、先輩と後輩など、その関係に合わせて行動や態度が決められています。敬語を使わなくてはならない場面、気配りをしなくてはならない場面、その場に合った服装や態度などです。医療者と患者も例外ではありません。まだまだ、患者が医者に従わなければならないという場面も見られるかもしれません(詳しくは、4)情報と権力のところでお話します)。お互いがそこで、どのような役割を果たすのかについての共通の認識が求められるところです。これが食い違っていれば、コミュニケーションはうまくいかないでしょう。

(3)知識

  さらに、コミュニケーションに必要な「知識」があります。お互いが「常識」と思っていたことの違いによってコミュニケーションがうまくいかないことは、よく経験することです。専門家は知識が豊富ですが、そうでない人が知識に乏しいのは当然で、知識に差があることを前提として対処しないと理解しあうことはできないでしょう。また、専門家であれば何でも知っているというわけではなく、むしろ専門のこと以外はほかの人よりも知識が少ないということも多いので注意が必要でしょう。

(4)コミュニケーションの目的

 そもそも、コミュニケーションの目的が違う場合も、通じ合うことができません。たいていの目的は、知識や情報の共有そのものです。しかし、それだけではないのです。
 例えば、自分の意図通りに相手に影響を与えることです。相手の考え方や行動、感情などに変化を与えるもの、そのように働きかけたり、促したりするものです。説得や交渉、命令や強制などが含まれます。ただの情報共有だと思っていることが、説得になっていないか注意が必要です。知らぬ間に、説得している立場になっていたり、説得されている立場になっていることもあります。
 また、お互いを理解したり、仲良くなったり、関係をつくるために行われるもので、コミュニケーションそのものを、目的としている場合です。これは、お互いの前提を知ることでもあります。それを確認することで互いの育った社会や文化を知りあい共有するのです。そうすれば、そのあと、情報を手に入った時に、伝えられる相手かどうか、伝えた方がいい相手かがわかります。これは、互いに自分自身の情報を伝えあうことでもあります。

 ただし、コミュニケーションにおいては、目的と違って、意図せずに伝わることも多くあります。講義中や会議中での私語、部屋を出たあとの廊下での噂話など、本人が意図しないものが周囲に伝わっています。したがって、自分の情報提供が、目的以外の伝わり方をしていないかにも配慮が必要でしょう。
 このように、コミュニケーションとは情報を一方的に伝えることではなく、共有することであり、それが成り立つためには、その目的が何かを確認し、知識の差を確認しつつ、ともに理解しあえる言葉を用いることが必要だということです。

3)情報の二面性

 次は、健康情報は、その受け手がそれをどのように受け入れたかによって、行動に違いが生じるという話です。健康情報は、行動を促すことと、行動を妨げることの両方向に作用する可能性があります[2]。

 健康教育の領域では、健康に不適切な行動を避けるために、以前から、病気に対する恐怖感を生じさせるメッセージを提供して適応的な対処行動を促すことが行われてきました。それは、言い換えれば、おどしです。

 例として、ある病気につながるような問題のある健康行動を回避させるために、その病気に対する恐怖感を生じさせるポスターを提示したとしましょう。そのポスターを見た人たちは、その病気の深刻さや早期に予防することの重要性について理解できたとしても、必ずしも適応的な行動(予防行動など)をとるとは限りません。

 例えば、「たばこをやめないと肺がんにかかって苦しい思いをしますよ」というように、キャンペーンなどによって勧められた行動(禁煙)をとらなかった場合に生じる好ましくない健康への影響(肺がんになる)について、自分自身のこととして恐怖感を持つようなメッセージが送られるとします。その結果、以下の2つの行動に結びつく可能性があります。

(1) リスクを避けるために勧められた行動をとる(脅威のコントロール)
(2) 恐怖感に圧倒されて、そのことについて考えることをやめてしまって勧められた行動をとらない(恐怖感のコントロール)。

 前者はメッセージが受け入れられた適応的な行動、後者はメッセージが拒絶されて不適応な行動だと考えられています[3]。

 適応的な行動が選択されるためには、キャンペーンのメッセージとして、そのキャンペーンを見た人が恐怖感を持つような内容とともに、その人がリスクを減らすために勧められた対処方法が利用でき、その方法がリスクを減らすために有効であるという内容を含めることが重要であると考えられています。

 このように、情報提供者が情報の伝達手段や言葉づかいに十分配慮して情報提供を行っても、それを受け取る側においては期待と反対の行動(不健康な行動)につながる可能性があることが知られています。

4)情報と権力

 さらに次は、コミュニケーションを行う当事者間の関係性が、情報伝達に影響を及ぼすことがあるという話です。特に、健康・医療の専門家、例えば医師と、情報を持たない一般人の患者との間で行われるコミュニケーションは、両者の力関係の不均衡から、健康・医療情報が医師から患者への一方向性の伝達になりうることが知られてきました。ここでのキーワードは「権力」です。

 権力(power)とは一般には、他人を支配し従わせる力を意味します。医療者と患者間の関係性について、その力関係が医師側に偏っているとコミュニケーションがうまく成立しないことが知られてきました。

 かつて、医療者と患者の関係は、医師が治療を決めて患者は医師の決定に従う関係性でした。このような関係性は「父親が自分の子どもに対してとる行動のように、権威ある立場の者がその善意に基づいて他方を一方的に保護・指導するという考え方」(パターナリズム、あるいは父権主義)によって説明されます。

   患者の意思決定能力が不十分である場合には、代理決定を適用するしかない場合もあると思われます。しかしそれ以外の場合には、医療の知識や技術を持った医師が患者の治療の意思決定の主導権を持つことは、結果的に、医師と患者間の対等でない力関係につながりました。そして、場合によって患者が知りたいと思う自分自身の病状や予後についてさえ尋ねられない・決められないという状況を生んできました。

 その後、自己決定権を尊重するインフォームド・コンセントの考え方や、費用を支払ってサービスを購入している消費者の権利を尊重する消費者運動が高まり、次第に患者の権利が尊重されてきました。また、根本的なこととして、医師と患者の関係は知識や立場の違いはあるにせよ、人として対等でなくてはならない、という考え方も強まってきました。このように、医療者と患者の関係は医療者主導の関係から、医療者と患者が対等な関係へと変化しつつあります。

 しかしその一方で、医療者と患者が対等な関係に変化しつつあっても、患者にとって医療機関で医療者から受ける指摘は、強制力を伴っているようにとられる場合があることも知られています。医療者のアドバイスは、患者にとっては「従わなくてはならないこと」ととられたり、その結果、「言われた通りにできなくてつらい」という感情を引き起こすことがあります。

 医療者はまず、自分たち言動が、意図せず患者に及ぼす影響をについて知り、注意する必要があるでしょう。

 では、患者として、治療の意思決定場面などで医療者と対等な関係を築くためには何ができるでしょうか。まず、対等なコミュニケーションをするための力をつけることが重要です。そのような力を高めるためには、基本的な医療情報やエビデンスを入手し理解するとともに、そのような情報を活用するスキルや能力を向上させることが必要だと考えられます。

2. ヘルスコミュニケーションとは?

ヘルスコミュニケーションへの着目

 これまで、健康情報の持つ特有の難しさや、それらの情報を使ってコミュニケーションする時に問題になることなどをご紹介しました。ここで見られたように、情報を伝える時には、情報を出す側、受け取る側の前提や立場の違いがあり、情報を出す側が意図するように、情報を受け取る側に伝えることは意外に難しい問題があります。健康情報をわかりやすく共有するためには、それなりの工夫や方法が必要だと考えられます。

 こうした背景から、最近は、健康情報のコミュニケーションとしての「ヘルスコミュニケーション」に注目が集まっています。ヘルスコミュニケーションとは、意思決定に役立つ健康情報をわかりやすく伝える方法ということができるでしょう。

 ヘルスコミュニケーションの定義として注目するものの1つに、米国保健社会福祉省(日本の厚生労働省に相当)によるものがあります。
 「個人やコミュニティが健康のために意思決定できるよう、情報を提供したり影響を与えるコミュニケーション方法の研究とその活用」とあります。
 米国では健康格差が存在し、その格差が解消しない理由の1つとして、健康情報が伝わらない人々がいることが指摘されてきました。一方、健康情報が適切に伝わることは、病気の予防や日常的な健康の維持、病気の効率的な改善をもたらすことが期待されます。
 そこで、米国における健康格差を解消するためには、健康状態の悪い人達にいかに健康情報を効果的に伝えるかが鍵であると考えられてきました。米国は、国として達成すべき健康水準の目標を立て、そのために必要な手段の検討や評価を行っています。それが、国民の健康に関する指針である「ヘルシーピープル2020」[4]です。この中では、ヘルスコミュニケーションはIT技術の活用とセットで目標が立てられています

 そこでは、次のような内容があげられています。

(1) 医療従事者と患者のシェアードディシジョンメイキングのサポート
(2) 個人に合わせたセルフマネジメントツールと資源の提供
(3) ソーシャルサポートのネットワークをつくる
(4) 対象に合わせてつくられた(tailored)、正確で、アクセスしやすく、行動に移しやすい健康情報の提供
(5) 医療や公衆衛生の専門家によるIt技術の有意義な活用と健康情報の交換の促進
(6) 健康リスクや国民の健康の緊急事態に対して迅速に情報を得た活動ができるようにする
(7) ヘルスリテラシーの向上
(8) 文化的な多様で手が届きにくい人々につながるための新しい機会を提供する
(9) 健康な行動をもたらすことができるプログラムや介入のデザインにおけるしっかりした原則を提供する
(10) インターネットとモバイルによるアクセスを増加させる

 なかには、このサイトでも取り上げているシェアードディシジョンメイキング、ソーシャルサポート、ヘルスリテラシーなどが登場します。日本でもヘルスコミュニケーションの研究とその活用が進められる必要を感じると思います。




[1] 池田謙一:コミュニケーション 社会科学の理論とモデル5.東京大学出版会,2000.
[2]:深田博己:インターパーソナルコミュニケーション-対人コミュニケーションの心理学-.北大路書房、1998.
[3] Witte, K. : Putting the fear back in fear appeals: The extended parallel process model. Communication Monographs, 59, 329-349, 1992.
[4] U.S. Department of Health and Human Services: Health Communication and Health Information Technology. Healthy People 2020. http://www.healthypeople.gov/2020/topicsobjectives2020/overview.aspx?topicid=18



                                                      (中山和弘、田口良子)

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コメント

具合が悪くなって、病院で「○○○治療が良いと思います。」と言われたら、家族や身近な人に相談し、インターネットで検索すると思いますが、今の私では、やはり医者の言った治療をうける気がします。医者の言った治療法にケチをつけたら、医者によりますが治療してもらえなくなるかもしれないし、インターネットで検索しても、内容がわからないだろうし、英語のサイトだと読めないので、結局なにも分からないだろうし。 このサイトを読んで、ヘルスリテラシーを高めれば、健康改善にいいことはなんとなくわかりましたが、ヘルスリテラシーの低い人の例えを読むと、ほとんど自分に当てはまっている状態でビックリでした。今後、病気になってしまったら、納得するまで調べて、健康を理解し生活改善が出来るようになりたいです。そうすれば、医者とのコミュニケーションもとれ、自分も納得が出来る治療を受けることが出来そうな気がします。 でも、調べるにあたって、医療用語や科学的な事など難しいので、時間がないと調べられないし、当然、体力もないと調べ続ける事が出来ないと思います。健康なときから、ヘルスリテラシー向上に興味もって勉強することは大切だと思いました。

珊瑚 2011年5月17日22:55

先日、田舎の妹から手術を勧められたと、相談されました。 すぐに手術しなければいけない状態ではないとの事です。 健康だったので、とてもビックリしましたが、インターネットで検索したり、医療関係の方に相談したりしてます。 正直、私としては、情報が豊富な都会の病院で治療をしてもらいたいと思っています。 田舎では、情報が少ない、専門性に疑問がある、などの理由からです。それから、手術を受ける本人が、担当医とのコミュニケーションを、しっかりとる事ができるか?も不安です。 私もそうですが、なかなか医師とのコミュニケーションは、難しいので、どんな言い方をしたら良いか?など、アドバイス出来たら良いと思います。 手術の事、家族の事、仕事の事、経済的な負担の事、いろいろ不安は出てきますが、本人が、しっかり認識する事が大切だと思います。 まずは、色んな情報を集め、周りの人達と、コミュニケーションをしっかりとるように言うつもりです。 手術に対する不安は、大きいと思いますが、色々な情報を、自分の納得の行く方法として捉える事が出来るように、サポートしていけたら良いと思います。回復力も違ってくると思います。

ボケな~す 2011年5月28日20:26

ヘルスリテラシーの四次元,基本的リテラシー、科学的リテラシー、市民リテラシー、文化的リテラシーは,健康に限らず,人生をより楽しむために大切な力であると思います。これらのリテラシーを高めれば,日々の生活や仕事でぶつかる様々な問題の解決,当事者意識を持っての政治参加,グローバル化が進む中で様々な人たちと友好的な関係を築くこと,多くのことに興味を持ち楽しみを増やすこと,といったことが,より上手にできるようになると思うからです。 私は科学的リテラシー,市民リテラシーが特に低いので,ちょっとがんばってみたいです。 また,もう実施されていることかもしれませんが,小学校など小さな子供たちの教育現場では,学ぶことでこれらのリテラシーが高まり,健康でより納得のいく人生を送れるよ,と伝えていけると良いと思います。そうすれば,学ぶことをより楽しく,より大切なことと考えてもらえ,リテラシーがどんどん高まるのではないかと思います。

ポップル 2011年6月18日23:22

医療におけるリテラシーは日進月歩であり、近年の情報公開の充実や、情報化の充実により、個々のヘルスリテラシーは高まっているように感じます。 健康の1次的予防を行っている人『油はあまりとらないわ』と食事に気を付けている人、『30分でも歩かなきゃ』と運動に気を配っている人、禁煙をした人などさまざまな方を拝見します。しかしながら、なかにはヘルスリテラシーが低い方もいらっしゃいますよね。私は大学病院に勤務しておりますので、どちらかと言うと後者の方々を看ています。 ヘルスリテラシーを高める要因はたくさんあると思いますが、もともとの生活環境(親や周囲の人が健康に気を配る人で、もともと必要性を自覚できていた)、病気をしたのをきっかけに、友人や知人が病気になったり、雑誌やネットで情報を得て、などとさまざまです。しかし、共通してヘルスリテラシーを高めるために必要なことは、きっかけはどうであれ、何より『本人の自覚と意思』なのではないかと考えます。 親が健康体だった、友人が心筋梗塞になった、という事実があっても、結局は本人がその事実から学び、ヘルスリテラシーを取り入れ、高める努力ができるだろうか。本質はそこだと思います。 残念ながら、ヘルスリテラシーが低い方々はこれらが不足していると実感しています。その原因もさまざまですが、自覚のない方、家族のいない方、人とかかわる事が少ない方、社会活動に参加されない方、情報収集意欲のない方に多いと思います。こんなに大きな病気をしてるのに全然自覚がでないなあ。と感じる方も多くいらっしゃいます。 そのため医療者は、患者さんにヘルスリテラシーを増進してもらうために、ただ入院中限定で看るだけでなく、自宅にお戻りになってからを見据えてさまざまなアプローチをすべきだと私は考えます。そのアプローチ方法はわたしとしても未だ未開拓であります。しかし、そういった働きかけによっても、ヘルスリテラシーは増進され、結果として、死ぬまで健康体で、生き生きした生活を送れる人が増えていくのではないかとおもいます。

さくらんぼ 2011年6月19日19:02

Hello! At the request of the U.S. Institute of Medicine Roundtable of Health Literacy, I am preparing a background paper on health literacy activities around the world. To support that effort, I have created an online survey tool to gather information on how health literacy is being put into policy and practice in national, state, and local governments, the European Union, the United Nations, the business community, non-governmental and non-profit organizations, and within the education sector. Our goal is to learn what is going on in the field of health literacy in as many nations as possible – and your assistance in both responding to the survey and sharing the survey with your colleagues is critically important. I am asking that you please take the time to respond to this survey as you are a leader in the field of health literacy and are aware of many activities in your nation and around the world. Also, please forward this survey link and request for participation to your peers and colleagues working in the field around the world. You can find the survey at http://www.surveymonkey.com/s/global_health_literacy Please let me know if you have any questions about this project or encounter any problems with the web site. Thank you! Andrew Pleasant Andrew Pleasant, Ph.D. Health Literacy and Research Director Canyon Ranch Institute 8600 E. Rockcliff Road Tucson, AZ 85750 Phone 520.239.8561, Ext. 4147 Fax 520.239.8542 andrew@canyonranchinstitute.org Canyon Ranch Institute is a 501(c)3 non-profit public charity. For information, please visit canyonranchinstitute.org

匿名 2012年7月 6日05:32

ヘルスリテラシーの高い人は自分の健康に意識を持って治療に臨むと思いますが、ヘルスリテラシーの低い人はまず治療や疾病に対する意識が低く、ヘルスリテラシーという考え方の認識も低いように感じます。日常生活を送る上でヘルスリテラシーについて学ぶ機会はほとんどなく、実際に病気にかかって病院に通ったり、健康に関する問題を感じたりしなければ、ヘルスリテラシーという考え方を知る機会も少ないと思います。自分の健康を自分で考えるためにもヘルスリテラシーの考え方がもっと一般的になればいいと思いました。

りんご 2013年3月29日16:44

情報の受け止め方は人それぞれであり、価値観が違うので情報を提供する側の配慮が必要であると感じました。その情報が相手にとって良いものなのか悪影響を与えるのかは情報を受け取った人自身の価値観なので難しいなと思いました。医療者は患者に接する際には質問しやすい環境を作り、患者が理解できるように言葉遣いや説明の仕方を工夫し、信頼関係を築く必要があると感じました。4つのリテラシーを身に付けることが健康の意思決定をすることに必要であるので、将来医療者となったときに対象者がヘルスリテラシーに関心を持ち、健康への認識を高めることができるようにサポートしていけたらいいなと思います。

まちゃ 2013年5月15日14:19

効果的なヘルスコミュニケーションすなわち、わかりやすさというものが現代においては重要となっており、これはインフォームドコンセントの際にもいえることだろうし、日常診療の中でもいえることだろうと感じました。より重篤な症状や難易度の高い手術についての説明ほどわかりやすさというものが求められると思います。ただ、一人ひとりの受け取り方であったり、知識の量であったりなど個々の感じ方、理解度というものは異なり、それに対して医師が説明を受ける側に立ってわかりやすく伝えることが必要だと考えています。専門用語を聞き慣れている言葉に置き換える、簡潔な文章にまとめるなど相手側に寄り添った説明が分かりやすさにつながるのだろうと思いますし、医師は患者が何を求めて、どのような期待をもって聞いているのかなどを考えつつ、それらを説明に反映させる必要もあるのだろうと感じています。  ただ、情報を受ける側としても、ヘルスリテラシーを高めて健康や医療に対する情報を活用していくことが大切であると思いますし、これは自分らしい意思決定をすることにもつながるということが分かりました。ヘルスリテラシーを高めることは自分や自分に関係する人たちをより健康的にし、ベネフィットも多く生まれることから、情報を受け取る側もこういったことに関心をもつとより良い健康・医療に結び付くと感じました。  だからこそ医療人になったら、相手側に立ったわかりやすい説明を心がけるとともに、ヘルスリテラシーに少しでも関心をもってもらい、健康・医療への意識を高めていけるように頑張りたいと思いました。  また、話は変わりますが、実際的な定義だけでなく具体例が書かれてあったり、わかりやすい言葉に言い換えられていたりして、読みやすく、理解しやすかったです。

taka 2013年7月17日15:55

今回公衆衛生学実習を行うにあたり、「健康を決める力」についてはよく読ませていただき、大変参考になりました。 「健康を決める力」のHPを見てまず感じたのは、6つの見出しが表示され、その見出しで概要を理解することができました。とくに感じたのが、「患者はどのように医療を受けるべきなのか」ということ、そして、「それを実現するためにはどのような知識が必要なのか」ということがわかりやすく記されていると思いました。 2章のエビデンスという言葉については、一般の方は知識がないかもしれませんが、そのエビデンスの定義から示されており、かなりわかりやすく感じました。エビデンスに基づくことの重要性は、読んでいる方に十分に伝わる文章であると思いました。私は将来医療に携わるため、このエビデンスという概念は常に考えなければならないと、改めて思った次第です。 また、とくに重要性を感じたのは3章です。現代社会ではインターネットの普及により、以前より情報が得やすくなったのと同時に、多くの情報が錯綜していると思います。医学生という立場から見ると、普段よりインターネットの利用法については指導が入るため、情報の精査は行いやすいかもしれません。ただ、一般の方から見て、この情報社会は大変危険性を持っていると私は考えています。Web2.0時代のインターネットの使い方について、どのようなリスクがあるのか、良い面は何なのか、ということを考えさせられ、大変勉強になりました。それと同時に情報格差については、課題が山積みであるということがわかりました。これはとても難しい問題であると思います。インターネット等の情報がいつでも正確であるとは限らないが、有用な情報である場合もあります。この情報を得られたことで、健康へつながるかどうかの判断は未知数な部分が多く決まったものではないが、市民が平等に得られる情報であった方が良いと思います。高齢者や障碍者の一部の方はインターネットの情報は得られないかもしれないため、この部分については課題として、自分自身も考えていきたいと思っています。 第6章について注目した記述があります。行動を左右している個人の意識と題され、4つの信念が記されているが、これは私たちが意識するべきことであると感じました。これを意識できれば、病気を防ぐことがより簡単になるのではないでしょうか。私の考えとしては、市民の方がこの考え方を身につけていれば、得るべき情報を正確に得ることができると感じました。 健康を決める力を読み終えて感じたことは、全体を通して市民目線で記述されており、とてもわかりやすく、大変勉強になったということであります。 そして、このように市民にわかりやすく伝えられる言葉や書き方というものは、将来インフォームドコンセントをとるであろう私たち医学生が学ぶべきものであると痛感しています。

saikawa 2013年7月18日10:36

「健康格差が縮小しない理由として情報が伝わらない人がいる」というのは、どこで指摘されたのでしょうか?

玉田 2013年11月27日17:53

玉田さん アメリカの健康政策Healthy People 2010のとき(2000年代前半)に、そのことが掲げられました。それに関するエビデンスを集めた国のレポートにはつぎのものがあります。 Literacy and Health Outcomes: Summary http://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK11942/

中山和弘 2013年11月30日10:42

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